トゥーホームでは構造材において 「含水率」「強度等級」について厳しい基準を設けています。
トゥーホームが使用する構造材は、JASの品質規格に適合した構 造用集成材を使用しています。
JASとは Japanese Agricultural Standardの略称で「日本農林規格 」のことです。
一般には加工食品などでおなじみのマークですが、集成材や合板など木材加工品にもこのJASマーク を表示する制度があります。
木材はもともと水分を多く含んでいるため、乾燥が不充分だと狂い、割れ、反りが生じてしまいます。このような水分の多い(含水率の高い)木材は、とても不安定な状態なので建築後に乾燥が始まると、 いたるところで変形や 収縮が始まり、クロスのヒビ割れや床が下がるなどの問題が発生して、結果的に家そのものに狂いが発生してしまいます。 また、水分の多い(含水率が高い)木材は、シロアリや腐朽菌が発生しやすいのです。 ですから、このような木材で家を建ててしまうと、結果的に弱い骨組みとなり、安心で長持ちする家を作ること ができません。 トゥーホームが建てる家は、見えない骨組みだからこそ、安心で強い木材を使用しています。
●自由な形状・寸法の部材が可能
集成材は、幅、厚さ、長さ方向を自由に接着調整する ことができるため、
無柱空間の自由なデザインが可能になります。
構造計算に基づいて必要とされる強度の部材寸法 を選定し、適材適所に使用いたします。
●狂いや乾燥時の割れ、反りが少ない
集成材はひき板(ラミナ)の段階で天然乾燥に加え、乾燥装置 を用いて、含水率を15%以下まで乾燥して、狂い、割れ、反りの 防止を図っています。
●強度性能のばらつきが少ない
木材の持つ、大節、割れなどの欠点を製造工程において除去し 、小さな節等の許容できる欠点は製品内に分散されることで、 強度のばらつきが少なくなり、品質が均一化され、強度性能 の安定した長尺大断面の材料が得られます。特に性能規定化 された建築基準法のもとでは、強度性能が表示でき、かつ保証 される集成材は信頼性の高い部材です。
●人にも優しい、あたたかみのある素材
「木」は建築材料として、加工がしやすく、鉄骨造やコン クリート造と比べても、重量が軽く、ローコストであるた め「木造」が日本の住宅には一番普及しており、適してい るといえます。 また、日本の気候風土にも最も適してる素材といえます。
●優れた断熱性と、調湿能力
「木」は、断熱性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かく、湿度 の高い梅雨は水分を吸収してくれるなど理想的な住まいを 提供してくれます。熱伝導率は鉄の200分の1、コンクリー トの4分の1の低さであり、調湿能力は3mの10cm角の柱1本 で、一升ビン1本分の水分を出し入れできるといわれてお り、結露を防ぎます。
●集成材の耐火性能
木材は燃えますが、断面が大きくなると表面は焦げて炭化層ができ、
酸素の供給が絶たれ、燃え難くなり、1000℃以上になっても必要強度は保たれます。
建築基準法令でも集成材の防火性能は認められております 。